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Nゲージの線路の清掃のお話

2024.02.28.Wed.15:54

Nゲージの線路の清掃のお話

Nゲージを見に来る子供と保護者の方から、
Nゲージのメンテナンスの質問がよくあります。

その中で、Nゲージの清掃の話がよく上がります。

鉄道模型のメンテナンスは、修理、交換、清掃が主たるものです。

修理はモーターなどの可動部分が壊れたとき。
交換は消耗品、車輪や軸受、ギアなどです。
清掃は、車輪、軸受、ギア、線路(レール)となります。

修理・交換はさほどの頻度ではありません。
しかしレールと車輪の清掃は日常茶飯事です。

それで「清掃はどのくらいの頻度で必要ですか?」
という質問になるわけです。

レイアウトを出しっぱなしにしているとホコリが溜まり清掃が必要です。
車輪も走行が多ければ汚れてきます。
走行させる度に清掃は必要かと思われます。

お店の窓にあるレイアウトはアクリルケースで密閉しているため、ほとんどホコリは入りません。

しかしレールは一週間に1~2度の清掃が必要です。
埃がほぼ無いのに、なぜそんなにレールの清掃が必要なのでしょうか?

それは、所有の電車・列車のほぼ全てが「電気が必要な車両だからです。」

他の車輌と何が違うの?と思われるかもしれませんが、その違いとは

「すべての客車で室内灯が点いている」ということです。

え?なぜ室内灯が付いているとレールが汚れるの?と思うはずです。

大体のNゲージは販売時に室内灯が付いていません。
室内灯は別売りのオプションだからです。
電気を必要としている車両は動力車(モーター車)です。
それに加えて、前後の先頭車両2両にライト・テールランプ等が付いている場合は電気が必要です。
それ以外の車両は、電気を必要としないトレーラー車(引かれるだけの車両)となります。
必要な電気は、レールから車輪を通して室内に取り込まれています。

これが問題なのです。

線路を指でこすると指が黒くなります。
この黒い物質はカーボン(すすや炭)です。
なぜそんなものが発生するのかというと、
レールには電気が流れていて、その電気によりホコリがレールに吸い寄せられる、
目に見えないような塵や埃でも線路に乗った場合、その上を車輪が通過すると、ほんの少しだけ車輪が浮き上がります。
浮き上がった瞬間に、レールと車輪の間にスパークが発生し、ホコリが燃え、炭になると言われています。
これの繰り返しでレールが汚れていきます。


掃除用具


ケースの中の線路は一週間でこんなに汚れます。

では前に戻りますが、当方の所有の車両には、ほぼ全てに室内灯が付いています

例えば7両編成の電車を購入して走らせた場合、電気が必要な車両は3両、必要ない車両は4両ですが、
すべての車両に室内灯を付けた場合、電気が必要な車両は7両と2倍以上です。
レイアウトで走っている一番長い車両はE233系15両編成です。
15両全部に室内灯が付いており、すべての車両がカーボン発生源となります。

お店の横のレイアウトは非常に狭い(一周が短い)のに、電車がグルグル走り回ります。
レールを通過する車輪数が桁違いに多い!

これが頻繁にレール清掃をしなければならない、理由です。

鉄道模型はプラレールとは違い、掃除とメンテナンス繰り返しです。

対象年齢が15歳以上とされている理由はこの辺にあるのかもしれませんね。