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先日の火災について

2016.06.15.Wed.18:15
東急大井町線 荏原町駅前の火事の続報です。

ニュースでは、おでん屋さんが火元と報道されていましたので
多くの方が出火の原因はおでん屋さんだと認識してしまったと思いますが
誤りのようです。

火災発生時、おでん屋さんの方も、整体院の方も、中に居たそうです。
通行人の方から2階から煙が出ている旨の報告を受け、消防に連絡したようです。

両方の方が、中に居るにもかかわらず、火災に気付かなかったのは、火元が両店の真ん中の壁の中だからとのことです。
両店はつながっている一つの建物です。

建物は築50年ということですが、壁の中の「何か」から発火したようです。
築年数が経てば、老朽化する建材や電気関係の素材などもあるでしょう。
電線を覆っている素材も何十年も経つと柔軟性が失われ、ポキっと折れてしまうほどに固くなります。

原因はまだ細かくは特定されていないようですが、火の消し忘れや爆発などのような出火原因ではありません。
6月15日(水)の時点でも、まだ消防署の方が来て、原因を検証中です。

テレビのニュースを見た人は、おでん屋さんが火事の原因と認識している方が多いと思います。
この建物から出火したことは確かですが、お店の不注意が原因ではないようです。

(以上、関係者のお話から)

両店ともに大変な災難に見舞われましたが、早くもお店の再建(別の場所)に向けて動き出すようですので、各店のファンの方は応援してあげて下さい。

この界隈にも、築年数が経っている建物も多くあると思います。
荏原町駅前のお店も建て直されてマンションになりましたが、このような懸念もあったかと思います。
ご自分の家も該当しているようでしたら、一度点検をしておきたいものですね。

そして、火災の影で問題になってることといえば、消火栓です。
当店の前には消火栓があります。
当然火災の時はここから水を供給すると思いますが、今回の火災時、この消火栓の栓が回らず水が出せなかったという、目撃者からの報告です。
(私は火災時、遠くに居ましたので見ていませんが)

一番近い消火栓が使えなかったということで、消火の為の水は遠くから引いてきたようです。
大井町線の線路も超えて来ているため、電車は動けなかったと聞きました。
たまに消火栓の点検はしているようですが、こんなことが起こるというのにはゾッとします。

初期消火の遅れは火災の規模が大きくなる危険がありますからね。

※本日までに聞いた情報をまとめてみました。


問題の消火栓